Azure Backup を使ったNFS領域のバックアップ
また、長らくブログの更新が出来ていませんでした(汗)
ちょうど期末・期初ということも有り、少し落ち着いてますので、最近、お客様からお問い合わせがあったことをQ&A形式でまとめてみます。何かしら参考になれば幸いです。
Q:
Azure Backup を使ったLinux系サーバーのディレクトリ・ファイル単位でのバックアップとリストアは現状サポートされていないですが、、、
①Windows サーバーにNFS領域を確保、くわえてRecovery Services エージェントをインストール
②該当のLinux系サーバーをNFSクライアントとしてマウントし、ディレクトリやファイルをNFS領域に格納
③Recovery Services エージェントを使って、NFS領域をバックアップ
、、、この流れで、間接的にAzure Backupを使ったLinux系サーバーのディレクトリ・ファイル単位でのバックアップとリストアを実装することは可能でしょうか?
A:
結論から申し上げると、『可能』です。
以下、大まかな流れをご説明します。
[Windows サーバー]
- "サーバー マネージャー" → "ファイルサービスと記憶域サービス" → "共有" → "タスク" から"新しい共有"を選択し、共有フォルダを設定 (詳細は割愛します)
- "サーバー マネージャー" → "ファイルサービスと記憶域サービス" → "共有" → "共有のアクセス許可" (NFSクライアントからのアクセス許可)を設定
上記の例では、Linux系サーバー(NFSクライアント)のIPアドレスは "10.1.1.4"
- Azure ポータルから Recovery Services エージェントと資格情報をダウンロードし、インストール・設定 詳細なインストール・設定手順は以下のドキュメントをご参照ください。
以下のコマンドを実行して、共有ボリュームを作成し、NFSでマウントします。
# 共有ボリュームの作成
$ sudo mkdir <共有ボリューム名>
# 共有ボリュームをNFSでマウント
必要に応じて、/etc/fstabに追記しておきましょう。(ここでは割愛します)
※ご参考