"jm555"のブログ

Microsoft Azureに関する技術情報を中心に書きます!一個人の見解に基づいた内容であり、Microsoft社の公式見解ではありません。

Blob Storageの ホット層 ⇔ クール層 間の移動

Q:

Blob Storage のホット層 ⇔ クール層への変更は、可能なのでしょうか?

 

A:

そもそもの話ですが、クールストレージや日本国内でも今後提供予定のアーカイブストレージは、ストレージアカウントが"汎用 v2(GPv2)"である必要があります。

 

また、"汎用 v2(GPv2)"へのアップグレードはデータの移動が伴うことが無く、即時実行が可能です。"汎用 v1(GPv1)"よりもディスクは廉価ですし、最新の機能が利用できない場合もあるので、計画的にアップグレードしておきましょう。具体的な手順については、以下のドキュメントをご参照ください。

 docs.microsoft.com

 

本題に戻ります。

該当のストレージアカウントが"汎用 v2(GPv2)"であれば、、、ホット層⇔クール層間の変更は、データを移動すること無く、Azureポータル上からでも即時変更が可能です。("該当のストレージアカウント" → "構成" → "アクセス層")

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ホット層→クール層に移動する場合は、『クール層への書き込み(クール層の書き込み操作 (10,000 件単位) +データ書き込み (GB 単位) の料金)』が課金対象となります。

また、クール層→ホット層に移動する場合は、『クール層からの読み取り(クール層の読み取り操作 (10,000 件単位) +データ取得 (GB 単位) の料金)』が課金対象となります。

 

従って、ホット層⇔クール層の移動は、あまり頻繁に行うと、逆にコストが余計に掛かることにもなりかねないので、注意が必要です。

 

詳しくは、以下のサイトをご参照ください。

docs.microsoft.com